教室かオンラインか

実は2019年の末にはビデオカメラを準備していまして、当初は入試対策コースをお休みした生徒の補習が目的でした。それまでは振り替えの授業を行っていたので、生徒がお休みする度に私の休みが消えていったのでした。半年で4日しか休めなかったことも・・・
新型コロナのこともあり、動画コースを開設しました。
この目的や長所・短所について説明したいと思います。

入試対策コースで行っていること

高校2年生の6月から高校3年生の12月にかけて、国公立大学の2次試験・難関私大の一般入試をターゲットとした授業を行っています。

○オリジナル教材

学習効率を高めるために、自前の教材を用いています。いつでも説明が読み直せることで復習しやすくなっています。自分が受験生の頃は、教科書と学校指定の問題集と自分で購入した参考書が、互いに異なる解き方をしていてイライラした記憶があります。
しかも、参考書の解き方を問題集に使ってみると嘘の答えが混入したり、問題集の解き方を参考書で使ってみると微妙に答えが違っていたり、ということすらありました。当教室では1回で短時間で正解を求められる解き方を確立し、授業中の説明と練習問題の模範解答は同じ解き方に統一してあります。

○口頭試問

はじめてのことはまず講師が説明をしますが、同じ内容の2度目以降になると授業中に指名して生徒に説明を求めます。アウトプットすることで何が足りないのか忘れているのかがはっきりして、記憶にも残りやすくなります。復習のきっかけにもなるでしょう。
いくら学問として正しいことでも、毎回講師が説明しているのでは定着しにくいですし、生徒が頭の中で勘違いをしていても指摘できません。口頭試問以外にも、生徒の手元を1人ずつ見て課題を指摘し改善方法の提案を行っていたりします。

○内部試験と宿題集計

2か月に1回は試験を行って、その結果・講評を各家庭に郵送しています。その際、全員分の宿題達成状況やお知らせも同封しています。ありのままをお伝えしていますので、子供は「勉強している」と言っているのに実態は勉強していない、という事態は起こりません。提出された宿題は内容も見て、解き方がおかしいものはやり直しになります。
稀にではありますが、あまりに宿題をやっていないと除籍処分になることもあります。
宿題をやっていない生徒は授業中の口頭試問で答えられないため、他の生徒にも良い影響がありません。

○質問無制限

入試対策コースでは授業前後の質問に制限がありません。かつては毎週のように2時間ずつ質問をしていく生徒もいましたが、それでも授業料は同じですから使った方がお得でしょう。
生徒によっては月に1回1時間くらいまとめて質問して帰っていく生徒もいます。
もう高校生なのですから自分の予定を把握したうえで、互いの日程を調整し質問の日を設定するくらいのことはできるはずです。

×通塾回数と拘束時間

1科目あたり2時間の授業を受講することになりますから、全科目受講したら4コマ8時間です。自宅から遠いと遅い時間は難しいでしょう。学校が毎日のように7時間目まであって監獄のようになっているところもあると聞きます。そんな学校は宿題もおかしな量だったりしますから、とても塾に通う体力的・時間的余裕がありません。
ちなみに伝統的進学校は授業時間を長くとりません。集団講義はある程度までは良いのですが、自分にとって足りないことを判断して対策するには邪魔になります。最終的に勉強は一人で自宅に籠ってするものであって、自習室に通っている生徒などもあまり成績が伸びたとは聞かないものです。
近頃は学校が突発的に予定を組み替える(新型コロナ関連は仕方がない面もありますが)ことも多く、当然ぶつかってしまった塾の授業には出席できなくなる、という事態も発生しています。特に酷いのは部活の練習予定が直前まで決まらないことです。無計画に生きている大人が子供の前に立っているのはどうかなと思います。

×授業料

教室に2人から5人程度で指導をしていますので、授業料をお安くするのは難しいです。また、1人で指導をしていますのでこれ以上コマ数を増やすこともできません。

オンラインでできること・できないこと

当初はオンラインのリアルタイム講義も検討しました。教室と同じように指導しようとすると、生徒の手元を写すカメラが必要になります。口頭試問に答えるマイクも必要です。スマホやwebカメラを手元に向けて、生徒はパソコン画面を見ることになります。
教室の動画をリアルタイムに流しつつ、生徒側の動画も受信してチェックするとなると上りも下りも通信帯域を必要とします。
さらに夕方から夜にかけてのいわゆるゴールデンタイムになりますから、特に集合住宅では回線の奪い合いもあるでしょう。学校のオンライン授業もよく遅延しているとのことでしたから、リアルタイム講義は当面見合わせました。

さて、上記の長所・短所について比較してみます。

○オリジナル教材

教材と講義内容は全く変わりありません。特に塾・予備校の少ない地域の方にはおすすめです。
授業についてこれるかどうか、は各科目の「お試し」で判断してください。

×口頭試問

オンラインに限らず、リアルタイムでないと難しいです。

×内部試験と宿題集計

これも動画コースでは難しいです。自分で勉強の進捗管理を行ってください。

△質問無制限

どうしても正解に至らない問題は、生徒が自分で解いたものをメールして貰えれば。問題点の指摘はできます。とはいえ、この方法で大量に質問するのは難しいでしょう。
もっとも、きちんと説明通りに解いていれば答えが合わない原因は計算ミスがほとんどなわけですから、計算ミスを探しやすい書き方をしていれば自力で原因は探せます。暗算をし過ぎているから、途中が飛んでいて、どこで間違ったのかがわからないのです。

○通塾回数と拘束時間

自宅で受講できるわけですから、この問題は小さくなります。数学は教室で、物理と化学は自宅で、などとするとデメリットはほぼなくなります。

○授業料

動画コースは指導の手間が減る分を考慮して、通塾の半額程度に設定しました。

動画コースに興味を持った方はこちらから、まずは視聴環境テストを行ってください。
教室での入試対策コースは6月スタートのみになります。5月上旬までにはご連絡ください。

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