センスは磨くもの

難しいことを考えたり、隠れたポイントに気づいたり、数学ができる人には「センス」がある、とよく言われます。

当教室では、その「センス」を身につけてもらいます。毎年、全員身につけていますから大丈夫です。

いままでの数学の成績や、得意か不得意かには関係なく「センス」を身に着けることは可能です。

頑張れば、あるいは、いろいろ調べれば何とかなる というものではないことは皆さんもよく分かっていると思います。

「センス」を磨く勉強法というものがあるので、テキストやカリキュラムに仕込んでおきました。

必要な「センス」が身に着きませんので、人によっては今までの解き方を一部捨ててもらうこともあります。

「センス」を磨く一環として、すみずみまでよく読んで練習して吸収していってもらいたいものです。

高い建物長い建物ほど基礎工事には気を使います。

ハイレベルな問題ほど基礎の部分の解き方・考え方の差が出てくるのです。

ですから、難問の品評会や(その問題だけは)カッコよく解ける方法をいくら聞いたところで「センス」は身に着きません。

 

わかる、とける、とれる

定期試験に備えて問題を解こうとしても、

  • 問題集の解説が少なくて分からない
  • 学校の解き方と違っていて分からない
  • 他の分野の知識が必要になっていて分からない

などの理由で思うように進まず、時間だけが過ぎていく。誰にでも経験のあることです。

そこで当教室のテキストでは、すべての例題に充分な解説をつけて、解き方を(入試で最善のものに絞って)統一し、同じ内容の問題だけを繰り返し練習できるようにしました。これで分からない・勉強しにくいという問題は解消します。

楽器であれ、スポーツであれ、繰り返し練習して自然と身体が動くようにしているハズです。

予習と授業と復習で自然と反復練習を行えるように年間予定を組みました。

さらに、テキストでの問題は、1問10分前後で終わるようになっています。

『一人ひとりの生徒に合わせて』とよく耳にしますが、それでは入試に間に合いません。

計画性を持って、毎日少しずつ続けることが大切です。

いざ試験になると、計算をミスしてなかなか点が伸びない。同情はしますが、なんとかしないといけません。

入試本番での部分点は、分野にもよりますが期待しないほうがよいです。

もう10年近く計算をしているのですから、方法を改めなければ症状は治まりません。

一人ひとりの手元を見て、直したほうがいいところはドンドン指摘します。1回で直してください。

計算を減らす工夫や考え方も、テキストには載せておきました。

三角関数のテキスト抜粋です。

 

体得すること暗記すること

公式を覚えたり、市販の参考書、塾・予備校の授業等で表面的な解法の暗記をしても難関大には通用しません。

だいたいそれくらいのことは、全ての先輩・ライバルたちがやってきて、不合格なのです。

考え方・解法を自分の身体の一部といえるくらいまで鍛えること、鍛えぬくことこそが肝要です。

少ない解法だからこそ、それを集中して磨くことができます。

いろいろな解法を聞くと賢くなった気分にはなれますが、それだけで終わってしまいます。

覚えることと身につけること、この違いを体験しておくと入試に限らず役に立つと思いますよ。